私が日々コンサル業をしている中で感じることを書きたいと思います。
ITは目的ではない
IT企業からのセールストークとして『売上機会損失を低減します』『ムダな在庫を削減します』『顧客情報を可視化します』『顧客情報を共有して売上拡大します』とか多くのセールストークを聞きます。経営者からすると魅力的な言葉ですよね。前述した内容をシステムを導入すれば改善されるのでしょうか?答えは『ノー』です。
例えば在庫管理できている会社はシステムが無くてもアナログで出来てます。アナログで出来ていない会社がシステム導入したから解決するかと言うとしません。
解決するのは人
解決するのは人です。ITは人が動かさないと動きません。在庫管理をどのように管理したいのか?今の課題は何なのか?課題を改善するためにやるべきことは何なのか?それを満たすための手段のひとつがITです。そのことを理解せずにシステム導入することで適正在庫になるかと言うと大きな勘違いです。いやいや分かってるよと思われるかも知れませんが実際によく見受けます。
システム投資が進まない理由
前述した結果、システム投資に失敗するとシステムを敬遠するようになります。もちろんシステム投資以前に『難しいから』『よく分からないから』という理由で導入しない企業も多いでしょう。日本の中小企業のIT化が進まないのは前述したようなことが積み重なってのことだと私は推察しております。
ITを活用するために
ITを活用することは経営効率を高めて行くためには有効な手段です。これを使わない手はありません。ではシステム投資を成功させるためにはどうすれば良いか?この続きは次週書きたいと思います。いずれにしても表題の通りITは目的ではありません。くれぐれもそこを勘違いしないようにしてください。
ダイナリンクス合同会社
代表 松井康成
Opmerkingen