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大人が学習しなくなるのはなぜか?

『大人が学習しなくなるのはなぜか?』というテーマにすると学生ではないので学習する機会が単に減るからと想像する人が多いと思いますが、実は違います。


幼少期の学習

幼少期はどのように学習してきましたか?と言ってもその頃の記憶はありませんよね。実は幼少期はアウトプットとインプットの繰り返しによって自習しています。ハイハイからつかまり立ち、二足歩行、言語、これらはすべて誰かに教えてもらったわけではなく、みずからアウトプット=行動、インプット=結果を繰り返すことで自ら習得しているのです。


学習できる環境づくり

学習できる環境とは、親が過保護でないことと、それから心理的安全性があることです。幼少期に親が見守ってくれている幼児と見守ってくれていない幼児だと、あきらかに親が見守ってくれている幼児の方が危険なことに果敢にチャレンジするようです。逆に親から見守られていない幼児は比較的チャレンジしないようです。また、幼少期に心理的安全性がなかった場合に自分を守ため他人に対して攻撃的になる傾向があるという文献を読んだことがあります。親は愛をもって子供を見守るで良いのです。


大人が学習しなくなる理由

結論から言いますと、大人も子供と同じなのです。会社や組織で心理的安全性がない中で人は新しいことにチャレンジできません。チャレンジして失敗したら責任、減給、左遷、レッテルと自分にとって良くないことが降り掛かります。日本の社会は全体的に減点主義なのです。その結果、『事なかれ主義』や『見て見ぬ振り』をすることでどんどん学習の機会を奪われていくのです。前述したとおり学習とはアプトプット=行動、インプット=結果の繰り返しです。知識だけでは人は成長しません。


余談ですが、AIのデープラーニングですら、アウトプットとインプットの繰り返しによる成長をしております。彼らには心理的安全性という概念はないですからね。笑


皆さんへのお願い

私のブログをご拝読いただいた経営者の方、管理職の方はぜひ御社スタッフの学習する機会を増やすため心理的安全性を提供してあげてください。また減点主義ではなく、加点主義にシフトしていってください。心理的安全性もなく、原点主義の会社で『うちの社員は何も考えてない。問題意識がない。誰もチャレンジしない。』と言わないでください。そうならないのは『そうならない環境づくり』をしているからです。


心理的安全性については以前のブログで『リーダーは嫌われる存在なのか?』でも記載しましたので、お時間ある時にご一読ください。





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