介護業界におけるベトナム実習生の効果について
- Yasunari Matsui
- 3月28日
- 読了時間: 2分
更新日:4月8日
弊社のお客様である介護施設の副施設長よりベトナム実習生採用の効果について語って頂きました。
社会福祉法人大三島育徳会
特別養護老人ホーム博水の郷 副施設長
佐藤 朋巳
はじめは、外国人職員の加入について心配や不安がありました。例えば「日本語の習得にとても時間がかかるのではないか。」「日本人スタッフと上手くコミュニケーションをとれるか」などがありました。上記の心配は、全く無用でした。
ベトナム人は、素直でとても真面目でした。先輩職員は、その素直で真面目な所を実感していて普段は、中々行わないマニュアルを再確認して間違えのないように教えるようになり職員が教え方を意識するなど、指導力向上につながりました。受け入れる側の職員の責任感が強くなりました。
母国語と違う日本語を使わなければならないのに、とても丁寧で綺麗な言葉で会話しています。綺麗な言葉に影響を受けて日本人スタッフも言葉遣いを気にするようになりました。お互いの国や言語、食べ物を理解しようとするコミュニケーションが広がりました。(職員が、休暇でベトナム旅行に行きました。)
自宅の天井に日本語を貼って勉強しているようです。若いこともありもの覚えが良いため、新しい仕事を迅速に覚えることができました。仕事に真摯に取り組み、語学スキルも素早く向上していきました。どのような相手にも世話好きで、困っている人に対して積極的にサポートしています。ベトナム人は穏やかで思いやりがあり、感情的な反応は少なく、高齢者に対して優しさと丁寧さをくれています。介護福祉士を目指しているため、日本人職員も資格取得を意識するようになった。
特別養護老人ホーム博水の郷ホームページ

介護職員不足の慢性化により今後多くの介護難民が出ると予測されております。介護難民増加に伴い現役世代で親の介護を余儀なくされる方が増加します。それをビジネスケアラーと呼びます。今後介護業界は海外の人材に頼らないと成り立たないのが現状です。より海外人材が活躍できる企業側の環境整備が鍵となるでしょう。博水の郷様の場合はベトナム介護職員を受け入れる職場環境整備が整っていたため、成功事例になったと感じております。
ダイナリンクス合同会社
代表松井康成
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