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教育という勘違い

教育って本当にできるのか?

 "教育"という勘違いをしてはいないだろうか?"教育"というと読んで字のごとく教えて育てるという意味だが、教えて育てられるものなのだろうか?昔の職人は『決して教えることをせず背中を見せて育てる』というスタイルでした。いやいやそれは古い、今の若い人はそれではダメで教えて育てることをしないとついて来れないし育たないのでは・・。


成長できるかどうかは本人次第

 前述したように昔の職人は成長は与えられるものではなく、自ら望まない限り得られないものだということを理解されていたのだと思います。従って、教えることはせず自ら進んで学ぼうとするのを忍耐強く待っていたのでしょう。しかし現在の経営において、昔の職人のように忍耐強く本人が動き出すことを待てるでしょうか?全く人に興味がない場合や、人材育成に尽力していない企業は別として、ほとんどの企業は優秀な人財を求めているはず。優秀な人財を育成することは急務のはずです。


ではどうすれば良いのか?

 ではどうすれば良いのでしょうか?必要なのは教育ではなく人が育つための環境整備です。言葉では簡単に環境整備と言ってますが、そんな簡単なことではありません。一例を挙げると、経営者の理解と覚悟は最低必要条件となります。しかしそれは必要条件であり、十分条件ではありません。以下は必要条件の一部です。

  • 心理的安全性の確保

  • 教育支援制度

  • キャリアパス

  • 会社が求める人物像

  • 目標管理制度

  • フィードバック

  • 人財育成長期計画

等々あります。受け身の人間に"教育"を与えるだけでは何も変わりません。特にセミナーや研修のみでは不十分でしょう。あくまでもそれは一過性の啓発です。必要なのは受け身ではなく自ら学びたくなる仕組み、自ら学べる環境整備なのです。まずはそのことを理解するところから始まり、次に長期的な人財育成計画からスタートします。


ダイナリンクス合同会社

代表 松井康成





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