先週からの続きで『失敗しないIT投資』について書きたいと思います。先週もお話した通り失敗する傾向はITを導入すれば私たちの問題が解消できる。生産性向上が可能となる。そういった勘違いにより失敗が起こります。ITは手段です。皆さんの会社の問題を解決する手段はITでない場合の方が圧倒的に多いです。では、どのようにアプローチすれば良いのでしょうか?
正しい現状認識
正しい現状認識ができてますか?以外と現場任せになっていたり、属人化しているケースが多いです。改善の1丁目1番地は正しく事実を認識することです。そこを認識しないでIT導入すると的外れになってしまうことは明白です。正しい現状認識するために抑えておくべき項目は以下の通りです。
業務フローの作成
見積業務
受注業務
売上計上業務
発注業務
仕入計上業務
etc
定量化情報
見積件数
受注件数(失注件数)
納期遵守率(売上)
不良率(売上)
クレーム率(売上)
受注入力件数
発注入力件数
納品遵守率(仕入)
不良率(仕入)
etc
上記のように定説情報と定量情報を元に真の問題が何なのかを分析する必要があります。
来週は課題の仕分について書きたいと思います。

ダイナリンクス合同会社
代表 松井康成
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