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アドラー心理学の真髄

 皆さんはアドラー心理学をご存知ですか?私はアドラー心理学に救われた一人ですが、何が一番を感銘を受けたかというと目的論という考え方です。アドラーは目的論を唱えましたが、当時は原因論しかありませんでした。例えば学校に行けないというAくんがいるとすると、原因論と目的論では以下のようになります。


原因論

 Aくんが学校に行けないのはいじめがあったからだ。よくトラウマという言葉ありますが、まさにそれです。Aくんが学校にいけないのは過去にいじめらたこと(心の傷=トラウマ)が原因とするのは原因論。


目的論

 Aくんは学校に行きたくないため、過去にいじめらたとを理由にしている。つまり学校に行きたくないことが目的で、その理由をいじめにしている。そしてアドラーは以下のように付け加えています。もし原因論を正とするとAくんは未来永劫学校に行けることはありません。そんな悲しいことはありません。未来の自分は今の自分が決めることができるのです。でなければ人は未来に向けて悲しい過去を歩き続けることになります。しかし、過去にいじめらたことは事実であり消すことは不可能です。そしてトラウマを克服することは難易度が高く、未来に向けて学校に行くという意思決定するには勇気が必要となります。故にアドラー心理学は勇気の心理学と言われるのです。


 私はコーチングさせて頂いているなかで感じることは、人は変われない、自分なんて無理と決めつけている人を多く見かけます。その時私はこう感じます。この人は原因論で生きていると。その方が楽だし。自分はダメと思うことで、努力することを放棄しているのです。本当にそれでいいの?たった一度の人生をあきらめて生きていいの?祖先に申し訳なく思わないの?と私は思います。未来の自分は他でもない今の自分が決めることができます。必要なのは勇気と覚悟です。それさえあれば、なりたい自分や夢や希望が叶うのです。


 人生はギフトです。あなたが勝手にこの世に突然出現したのではなく、命のリレーの中で今ここにこうして生きているのです。そのギフトに感謝し、命を完全燃焼しましょう。

ダイナリンクス合同会社

代表 松井康成



勇気の心理学
アドラー心理学




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